経理関係の処理は、フリーランスになると自分の業務の一部になります。この経理関係を溜め込んでしまうと、フリーランス生活を長く続けることが難しくなるので注意が必要です。どこからどこまでが経費に該当するのかをしっかり把握しておくこと、そしてその経費を滞りなく計上することも重要です。たとえば、自宅の一角を仕事場にするフリーランスも多いですが、仕事場として使っていないスペースの固定資産税は経費には含まれません。仕事場に移動するための交通費は経費として計上できますが、そのついでに私物を買うために別の場所に移動するとそこにかかる交通費は経費になりません。このように、経費に当たるものを明確に把握し、定期的に帳簿付けをしておくことが大切です。そうすることで、フリーランスの鬼門ともいわれる確定申告もスムーズにできるようになります。今ではフリーランスの経理関係の処理が楽になる会計ソフトも市場に出ているため、少しでも楽にするために積極的な活用がおすすめです。
フリーランスは時間に縛られない働き方が手に入りますが、自由を謳歌しすぎるのも危険です。なぜなら、時間を決めずに仕事をするうちに生活リズムが狂い、その結果体調不良に陥ることがあるからです。勤務時間や残業の多さなどでストレスを抱えていたシステムエンジニアがフリーランスになった場合、自由な働き方をついつい謳歌しすぎてしまうこともあります。せっかくフリーランスの道を選んでストレスから開放されたのですから、長く続けられるように体調管理を徹底することが大切です。本来、人は朝起きて夜に床につく一定のサイクルが体内時計として備わっています。できるだけ一定の生活サイクルを心掛けていないと仕事の時間がバラバラになり、ついつい夜更かしをすることもあるでしょう。夜更かしをして寝不足の状態になると、集中力に欠けて生産性が落ちます。そして良い仕事ができなくなるだけでなく体調も崩し、フリーランス生命にも関わるのです。フリーランスは会社勤めのシステムエンジニアと違って社会保険での健康診断がなくなります。そのため、個人で自治体の健康診断や人間ドックなどを受ける機会を作り、病気の予防に努めることも大切です。
働いた分がそのまま収入に結びつくのは、フリーランスの働き方の特徴です。がんばるほどに収入アップも目指せるので、やりがいが大きいでしょう。しかし、収入を重視するあまり休みもないほどにスケジュールを詰め込んでしまうのは考えもの。収入は一時的にアップしても、休みなく働けばそのうち体が悲鳴をあげます。そして仕事を休まざるを得なくなり、結果的に収入が下がる悪循環に陥ります。スケジュールはあえて空白を作ることも、フリーランスとして成功するためのポイントです。人が集中を維持できる時間は連続2時間ほどが限度だといわれています。どんなに波に乗っているときでも、できるだけその時間ごとに休息を入れるように心掛けることが大切です。
ストレスを解消することができずに、我慢も限界に至ると、様々な症状が心にも体にも表れます。不眠や意欲減退や憂うつ感などは、誰しも覚えがあるかもしれませんが、吐き気を感じたり、嘔吐するようでは危険です。特に世界的な競争の激化や需要の高まりによって、過酷な労働環境で働くシステムエンジニアには、様々なしわ寄せが及んでいます。 MORE
マインドフルネスとは、アメリカで瞑想やヨガを、医療として捉え直すことによって開発されたストレス軽減法であり、今や世界的企業にも採り入れられるなど、その効果が一般にも認められているものです。今という瞬間の呼吸や体感に意識を集中する訓練を通じて、うつ病などの症状が改善されるといわれています。 MORE
ストレスに上手く対処するためには、メンタルトレーニングが有効です。悲観的な考え方など、知らず知らずストレスを受けやすくしている部分を自覚して修正し、ストレスに負けない心を作るのです。たとえ今は最悪の事態の真っ只中であっても、ほんの一時のものに過ぎず、やがて変化すると考えることは大切です。 MORE
ストレスは気合でなんとかなる、などと甘く見ていてはいけません。ストレスが引き起こす病気として、精神科や心療内科、神経科が主に診療するものには、うつ病や神経症があります。うつ病は、憂うつ感や倦怠感、食欲不振、不眠などを訴えるのであり、また神経症は、様々な不安を訴えますが、「パニック障害」や「強迫神経症」などに症状が進む場合があります。 MORE
フリーランスとして成功するためには、エージェントやクラウドソーシングを活用することが重要です。エージェントを利用することで、大手企業の仕事にも挑戦でき、収入の安定が期待できます。クラウドソーシングでは、自宅で仕事ができるため、時間を有効に使うことができます。まずは小さな仕事から始めて実績を積み重ねていくことが大切です。 MORE
仕事の上で裁量の余地が小さく受け身であるような場合には、ストレスによる悪影響を受けやすくなることから考えると、厳しいようでも自由であるフリーランスは、ストレスの小さい働き方といえるでしょう。会社勤めからフリーランスになれば、会社の指揮命令に従う必要はなく、働く時間も場所も自由、そして仕事を選ぶのも自由です。 MORE